すると今度は 猫なで声が耳に入った。 「ねぇ~廉也 怖いぃ 一緒に帰ってよぉ」 「ダメぇ 廉也はあたしとよ」 廉也君、か。 そりゃ皆廉也君と一緒に 帰りたいよな...。 私も一緒に帰りたいのに、 なんて我儘、絶対言えないけれど 羨ましくて仕方がない