ハジメテヒトヲ…


「詩織、おまたせ!!」


遥の方が来るのは遅く、私はもう昇降口にいた。

「大丈夫よ?まだ、未来ちゃんが来る時間じゃないし...」
「それなんだけど...来るのを待ってるの疲れるから、呼び出したわ♪だから、もうすぐ来るはずよ...」


呼び出した?


「家の者に頼んで未来の家に連絡してもらったのよ。「あなたの味方になります。お話がしたいので7時に体育館裏に来て下さい」って...」


時計をみると、今は6時56分。
あと4分...


「そうなんだ...」
「ええ」


しばらく、沈黙が続く。

チラッと時計に目をやれば、6時59分。

そして、30秒もしない内にカチッと針が動き7時に...


「7時になったわね...」


遥はそう呟き、くるりと体の向きを反転させて体育館裏へ向かった。

私もそのあとをついて行く。

すると...

いた。

未来ちゃんは、一人体育館裏に立っている。