ハジメテヒトヲ…


痛い...

私は、あまりの痛さに目を覚ました。

ここは...どこ?

何で、こんなところにいるんだろう...?

確か私...

あぁ、そっか...

私、空き教室で自殺しようとしたんだった...

でも、ここは空き教室じゃない...?

白い天井、白い壁、窓からは夕暮れの裏庭が見える。

それに、この独特な消毒液のニオイ...

...保健室?

私は、ベッドから出ようと起き上がった。

すると、


「あっ!!山内さん!!目が覚めたのね!!」


いきなり、カーテンの隙間から保健の先生が顔を出す。

確か、「佐野先生」だったはず。


「あ...はい...」
「良かった〜!!私が資料室に物を置きに行ったら、山内さんが手首から血を流して倒れてたから...」

じゃぁ、ここまでは佐野先生が運んでくれたのかな?


「...あっ、制服なんだけどね?とても汚れてたから勝手に、予備の制服に着替えさせちゃったんだけど...」


えっ?
あ、本当だ...

他のことに気をとられていて気づかなかったけど、制服からはさっきの悪臭がしない。