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「...ん...あ、れ...?」
目が覚めると、そこは空き教室の中だった。
しかし、空き教室と言っても...使われていないものがところ狭しと並んでいて、埃っぽい小さな教室...
それに、窓は上の方に小さいのがあるだけだから、中は薄暗い...
出口は、やっぱり入口である扉しかない。
でも、扉には鍵がかかっていて開けることができない。
「はぁ〜...どうしよう...」
自然と溜め息が出る。
さっき投げつけられた卵は、時間が経っているため腐敗しかけていて異臭がする。
それに加えて、トイレの床にうつ伏せに押さえつけられていたのだから、さらに制服が悪臭を放つ。
「あぁ...お風呂入りたいな...」
きっと、今の世界中で私ほどお風呂に入りたい人は、いないんじゃないだろうか?
どうしたら出られるんだろう...?
でも...ここに閉じ込められていれば、辛い思いをしなくて済むのかもしれない...
いっそ、ここで死んでしまおうか...?
そうすれば、家族に迷惑はかからない。
本人が死んだのなら、遥は家族に手出しをしないからだ。
でも、死ぬと言ってもどうやって...?
この部屋に、何かあるだろうか...
ロープとか、カッターみたいなモノは...
