ハジメテヒトヲ…


カラカラカラ...

私が扉を開けた途端に...
ベシャッ

私の頭に何かが投げつけられた。


「...た...ま、ご...?」


そう、私に投げつけられたのは生卵だった。

そして、私が顔を上げたと同時にたくさんの生卵が投げつけられた...

ベシャッ、ベシャッ、ベシャッ...
私の制服や、頭や顔には卵の黄身や白身がドロドロと流れている...

生ぬるく、頬を伝う感触が気持ち悪い...


「フフッ...今日、未来の誕生日でしょ?だから、みんなからのプレゼントよ♪...喜んでくれたかしら?」

遥が、笑みを浮かべながら言ってきた。

喜ぶ?
この、生卵を?
そんな人は、この世にいるのだろうか?


「...」


私は、うつ向いて黙っていた。


「...私たちからのプレゼントが、気に入らないっていうの?」

「...」


それでも私が黙っていると、


「まぁいいわ...それなら、今日はあなたに、とっておきの誕生日をプレゼントしてあげるから...」

遥が、今度はニヤッと怪しい笑みを浮かべて、パチンッと指を鳴らすと後ろから腕を捕まれた。