美「あっ!そろそろ帰らなきゃ!」


悠「えっ?もう?そっか…シュン」


そんな捨てられた

子犬みたいな顔して…


か、か、かわいい!


抱きしめたい!!


美「えいっ!」


スカッ


美「あっそうか…」


悠真には触れられないんだ…


悠「ごめん…」


美「気にしないで!
  ごめん…」


悠「ごめん…だから
 そんな悲しそう顔しないで…」


そういって彼は私の頭を

撫でた。


正確には撫でたようだった…


美「今日は帰るねっ!
  じゃあまた明日!」


私は無理やりテンションを高くし


その場をさっさと去った。


悠「美玲…」