□ □ □ 「んじゃ~各自、入部届を書いて提出しろよ~。それから部室に行くように。」 帰りのHRにそう爽やかに話す、担任の本郷先生。 あれから数日… クラスにも何となく打ち解けて、真新しい制服にも慣れて来た。 だけど“家庭部”に入部を希望したのは、あたしだけだった。 「鈴木!!」 噂の“ヒヤチュー”に向かおうと準備をしていたら、急に本郷先生に呼ばれた。 「はい…?」