急に歩くのを止めて 振り返った晃の顔は真剣で… 「このまま、舞花の家まで送るより 俺ん家行った方が早い!」 ええ~…? あたしが固まってるのを見て 「舞花に風邪引かれたら困る…から! とりあえず、雨宿りしてけって」 顔を真っ赤にした晃は、そっぽを向いて 「変なことは、しない…から」 それだけ言って、また歩きだした。