今日も桜が綺麗に咲いています。

あのときほど幸せな瞬間は初めてでした。

私はそっと目を開ける。

そこにあるのは歳三さんの笑顔ではなく冷たい石。

私は立ち上がりその後ろにある桜の木に近づく。

「この木はわたし達をいつも見守ってくれていましたね。」

そっと触れるとなんだか温かくて

あなたに触れているような気持ちになった。

「思い出しますね。歳三さんと夫婦として過ごした日々を。」


あなたと過ごす日々はあっという間で、毎日がきらびやかに輝いていました。