先輩の表情を伺いながら 私は言った 「別れた」 「え…だって二人今月で ちょうど1年たつところ ですよね…」 「俺だって全然別れる気 なかったんだよ でも俺見たんだよお前が 一人で泣いてたの」 「え…」 知らなかった 私が泣いていることを知ってるいる人がいたなんて 「それからお前のこと見るとまた泣いてないかとかあの時なんで泣いてたんだろうとか気になってしょうがなくていつのまにか目が離せなくなってた」