「絢?行かなくていいの?」 「……ダメ………だろうね」 「だったら、ほら!彼が怒る前に行かないと」 「へ?……怒る?」 「そう。“来るのが遅ーい!!”って、怒るかも?」 「ぎゃっ!ゆず、また明日。バイバイ!」 「頑張ってぇ~」 笑顔で手を振るゆずを背に、 私は猛ダッシュで1Bの教室へ。 っ!! もう、HR終わってんじゃん!! ヤバッ。 ドアの隙間から教室をそっと覗き込む。 ????? ………いない。 もしかして、遅いから怒って帰っちゃったとか!? どどどどどど、どうしよう!!