「全く! こんにちは、莉雨の母ですー。 あら、琴音ちゃん! 久しぶりね。 ってか今朝、あったわね。 ごめんなさい?」 「あ、いえいえ。」 「何をしたのよ。 本当にドジね。」 言えばいいのに。 莉雨は言わなかった。 言うこともできたはずだ。 自分のせいではないと、言えたはずだ。 でも言わなかったのは…。 莉雨なりの優しさ。