「どした?」 ボケっと突っ立っているからか。 莉雨が心配して振り向いた。 「あの人! めちゃめちゃきれいじゃない?」 「え?」 指差した人を見た瞬間。 莉雨が曇った顔をした。 そしてあたしの手をつかみ、彼女に近寄る。 「ちょっと! 莉雨? どうしたの?」