「ちょっと待って!
今日はね、相談がある」

「相談?」

「うん」

「どした?」

下を向いて話していると
心配そうな顔で
こっちを見てくる。

「あのね……
友達の麻桜、知ってるでしょ?」

「あぁ、うん
麻桜ちゃんね」


怜音は少し笑って答える。