「なんか怖い顔してたけど。こんな感じ」 夏帆が眉間にシワをよせて あたしの真似?をしてる。 それがおかしくって 思わず笑みがこぼれた。 「ふふっ。元からこんな顔なの」 こうやってちょっとした事にも 気づいてくれてあたしに 元気をくれる。 「こら夏帆!麗は可愛いぞー!!」 「うるさい。そんなの私が一番よく知ってる」 「もーみんな片付かないからはやく食べちゃって」 辛い時もあるけど、幸せ。 あたしは幸せ者だ。 そして、そのあと瞬が来て いつも通り3人で学校に向かった。