続けてカーテンが空いて
そこには夏帆と瞬がいた。



「麗―もう放課後よ…って、」



ベッドには一ノ瀬颯。
それと向かい合って突っ立ているあたし。


どう見ても怪しいよね。



って、放課後???
え?放課後?
あたし寝すぎじゃない?




「えっ、一ノ瀬先輩!?なんで…えっ、え?」



夏帆はかなり面食いだし
絶対色々聞かれる…。

って、え?なんで名前知ってんの?
まさか夏帆、知り合い?




「…よっと」



一ノ瀬颯はまるでなんともないみたいに
ベッドからおりた。



そしてあたしの肩に手を置き、

あたしにしか
聞こえないよう耳元で囁いた。










「またね、麗」