「…麗ね」 「なに?気安く呼ばないでよ」 思ったことをそのまま 口にすれば、 「あのね、一応俺3年。あんたは1年でしょ?俺先輩なんだけど」 「あたしあなたに敬語使えるほど心広くないみたい」 「そういう問題じゃないよ」 じゃぁ、どういう問題? これ以上話す意味は無い。 教室に戻ろうと思った瞬間、 保健室の扉が開く音が聞こえた。