「バイト休みならちょっと時間あるでしょ?ケーキ食べてってよ!」
「うんっ、ありがと」
毎年誕生日は夏帆の家族と
瞬の家族みんなでお祝いをしてくれた。
颯とも過ごしたかったな
来年はきっと……。
「麗ちゃん、うまい?」
「あ、はいっ」
「良かったー。これ俺が作ったんだ」
「へっ?大輝さんが?お店のかとおもった…」
大輝さん、器用だとは思ってたけど
お菓子まで作れるとは…。
「ねぇ、麗。あたし達からもプレゼントあるの」
プレゼント?
「ありがと、嬉しい」
去年は夏帆と瞬と翔君から
お財布をもらった。
いまも大事に使ってる。
「そういうのは見てから言ってよね♪」
そう言いながら夏帆は
あたしの後ろに回り込み
あたしの両目を自分の手で塞いだ。

