「……あ」 階段を上がって 部屋の前に行くと またあの紙が挟まっていた。 「麗…これって」 何も言わず頷く。 「………」 恐る恐るその紙を手に取って 自分でその紙を開いた。 「なんて?」 何も答えられずにいると そのままその紙を瞬に奪われる。 「なんだよ、これ…」 紙いっぱい“死”という文字で 埋め尽くされていた。