「じゃ、ちゃんと戸締りしなよ」 アパートについて なぜか今日は部屋の前まで 送ってくれた颯。 「…うん」 「ねぇ」 「ん?」 「…それ」 颯が“それ”と言った 視線の先は郵便ポスト。 「………」 見覚えのある 封筒にもはいっていない ただ折られただけの白い紙。 思わず繋いでいる颯の手を 強く握った。