「あーおっかしかった!」



学校を出て約束通り
クレープ屋さんに向かっていた。



「いや、笑いすぎだろ」

「いやいや、あれは笑うでしょ」

「まー確かに瞬様はおっかしかったね」



中学でかっこいいとは
言われてたしファンクラブも
あるのは知ってたけど…

ファンを目の当たりにしたのは
初めてだったからな。



「っせーなー…。クラス入った瞬間はもっとやばかったんだぜ。まじで教室出たかった」

「まぁ、ファンからしたら同じクラスになれて嬉しかったのよ」

「……瞬様…プッ」



あーだめだ。
ツボに入ってる。



「麗、てめーいつまで笑ってんだよ」