夏帆が帰った後 あたしは考えていた。 あたしが颯を好きなんて ありえないでしょ。 颯のことなんて 何にも知らないし。 きっとキスされて 意識してしまってるだけだ。 瞬と翔君に 心配されないためにも あのことは忘れよ。 「遊ばれて終わり…か」 瞬の言葉を思い出して 胸が痛んだけど。 気のせいだと思い込んで シャワーをあびてすぐに寝た。