最愛〜最高の涙を君と…〜







ちゃんとしたとこじゃないって…。
逆に大丈夫なのそれ?




「あ、あの…あたしなんかを雇って大丈夫なんですか?」

「ん?何が?大丈夫だって。うちバリバリ黒字だから」




いや、そういう事じゃなくて…。




「でも…」

「よろしくお願いします」




あたしの言葉を割って
横から聞こえた声。




「人にお世話になるときはこう言うんだよ」




一ノ瀬颯がそう言って、
大輝さんを見ると笑っていた。









「……よ、よろしくお願いします」









「よろしくね麗ちゃん」