「そんなの決まってんじゃない。りっくんの方が何百倍も良かったよ。

唯一の相手なんか、りっくんに比べたら、鼻くそ以下だから」


そう言って、笑って見せた。



本当にそう思うんだもの。




『そいつのこと、俺が綺麗さっぱり忘れさせてやる』




だって彼のことはもう――

綺麗さっぱり忘れちゃったし?





「ふうん」

りっくんは、素っ気ない相槌を返し、でも、私の額にまた、愛情たっぷりのキスを一つくれた。





≪エッチも私から(!?)≫