上司の松本さん?!

松本さんが、深久のお姉ちゃん?!


「そういや、

やたらと俺のこと

詳しかったような……」


酔っ払って

タクシーで送ってもらうときも

言ってないはずなのに

深久の名前を言っていたような……?


「じゃあ、ここに呼んだのも

松本さんなんだ……?」

『そうだよ』

「知らなかった……」

『わたしも、お姉ちゃんも、

みんな知らなかったよ。

すごい偶然だね』


くすくすと笑う深久。


「深久……」

『ん?』

「来てくれて、ありがとな」