夜の7時から始まった飲み会は すでに終わりかけで、 個室の中は地獄絵図のような 悲惨な状態になっていた。 俺も例外ではなく。 「ちょっと本郷くん、 さすがに飲みすぎよ?」 「そんなことないっすよ! 松本さんも飲みましょーよ!」 ほぼ空元気で乗り切った飲み会は 俺を至極迷惑な酔っ払いに仕上げた。 「あたしは飲めないのよ」 「えー!つまんないっすね」 「失礼ね! あたしが1番つまんないわよ」 しっかりしなさいよ? と、水をくれる。 *