重ね重ね言うけど、

とくに深久に文句も不満もない。

嫌いじゃないし、むしろ好き。


じゃあ、

何でこんなことになってるのか。

俺にも、よくわからない。


「んー?とおるー?」


俺が動いたからか

隣りに寝ていた女が起きた。


ここは、俺の部屋。

ベットの上には、俺と……


「理香」

「んー?」

「今、何時?」

「んーっと……1時」


ケータイ光ってるよ

と、渡された。