「オレちょっと一本吸ってくるわぁ」 「オレも行きます!」 気を使ったのか、一誠と翔もこの場を離れた。 「なぁ…愛?」 「ん?」 「いつ記憶戻ったんだ?」 「さっき、大虎が後ろから殴られそうになってた時に『前にもこんなことがあったな…』って、思って… そしたら口が勝手に『大虎!』って」 「そうか…」 オレのことそんなに……思ってくれてんだな。