「....あーあ。みんな恋しちゃってさ。」 ーーージリジリと日射しの強い初夏。 セミの大合唱をバックに、 友達ふたりと机を並べてランチ。 この暑い中、地獄とも言える授業から やっと解放されたのだ。 「あ"っつ~。あんたソレ、今日で何回めよ?」 「4回目!あたし数えてたからね。」