あたしの胸は小さいけれど【完】

「・・・さゆりちゃん水着似合ってたね。拓斗はさゆりちゃんとそんなに仲良しだったんだ。
夏休みに一緒に遊びに行く約束するくらい仲良かったなんて知らなかったよ」


「・・・・・」


「や、いや、まぁそれは、別にいいんだけどね」


「・・・・・」


「そんな事よりも、岡崎くんも来てるって言ってたね。昨日、学校で喋った時は、『夏休みなんて暇、何にも予定ない。』とか寂しそうに愚痴ってたんだよ。」


「・・・・・」


「岡崎くんは誰と一緒に来てるんだろうね?」


「・・・・・」


「他にも、もしかしたら学校の友達来てるかも知れないね?誰かに会えるかな?・・・ね、拓斗。」


「・・・さあな」


「へ?」