「まだ少し熱があるなぁ………」 私、熱があるんだ………。 だから、さっきから体が怠いと思ったんだ………。 それより、先生の手が冷めたくて気持ちいい………。 もう少しこのままでいてほしいよ………。 そう思っていると急に額から冷たさが無くなった。 「待って………。まだ………ダメだよ………」 「えっ!?」 あっ!? 思わず声が……。 「藤山さん……?……起きているの……?」 その声を聞いて私は閉じていた目を開けた。