「藤山さん………」 すると、突然恐怖から予想外の優しい声がした…。 この声は……… 斎藤先生だ……。 しかも、名前呼ばれた////。 名前覚えてくれたんだ……。 私はそのことがなにより嬉しかった。 じゃあ、ここは先生の家だったんだ…。 そういえば、忘れてた……。 私、先生が目の前にいることに安心して倒れたんだ……。 ――その時 えっ!? 目を瞑っている私は、いきなり布団をはぐられたと思っていると額に冷たい感覚がした。 先生が私の額に手を当てたみたいだ…。