「ねぇ、水香っ」
席に戻ると凛が話しかけてきた。
「ん?」
「今日、放課後久しぶりにどこか行かない?」
「いいね」
「陸もOKだって言ってたしさ」
陸や凛と放課後を過ごすのか…。
そういえば、先生に出会ってからご無沙汰になっていたんだっけ。
「よし、行こう」
放課後、あたし達は出かけた。
出かける…と言ってもみんなお金を惜しんで、ただのウィンドウショッピングになっている。
でもそれだけであれだこれだと騒げる。
「見て!あのカバン、いいと思わない!?」
陸が指さした先にあったのは、いかにも高そうなオーラを放っているものだった。
その額、なんと30万円。
ありえない…。
「これもいいんじゃない?今度買おうかな」
凛が指さしたカバンの値段は50万円。
あたし、この人達の金銭感覚が理解出来ません…。
桜華風女子高生、恐るべし。
…って、自分もだけど。
あたしはせいぜい5万円くらいかな。
それ以上のものを買ったら、お小遣いが一気に消え失せてしまうもの。
って、それ陸の6分の1じゃん。
そして凛の10分の1。
あまりの違いに1人で愕然としているあたし。
そして哀愁漂う笑いを浮かべるのだった。
席に戻ると凛が話しかけてきた。
「ん?」
「今日、放課後久しぶりにどこか行かない?」
「いいね」
「陸もOKだって言ってたしさ」
陸や凛と放課後を過ごすのか…。
そういえば、先生に出会ってからご無沙汰になっていたんだっけ。
「よし、行こう」
放課後、あたし達は出かけた。
出かける…と言ってもみんなお金を惜しんで、ただのウィンドウショッピングになっている。
でもそれだけであれだこれだと騒げる。
「見て!あのカバン、いいと思わない!?」
陸が指さした先にあったのは、いかにも高そうなオーラを放っているものだった。
その額、なんと30万円。
ありえない…。
「これもいいんじゃない?今度買おうかな」
凛が指さしたカバンの値段は50万円。
あたし、この人達の金銭感覚が理解出来ません…。
桜華風女子高生、恐るべし。
…って、自分もだけど。
あたしはせいぜい5万円くらいかな。
それ以上のものを買ったら、お小遣いが一気に消え失せてしまうもの。
って、それ陸の6分の1じゃん。
そして凛の10分の1。
あまりの違いに1人で愕然としているあたし。
そして哀愁漂う笑いを浮かべるのだった。