「いーんちょー、いつ帰んの?」 「んー、もう帰るよ?」 元々部活ないし。 「んじゃ、一緒に帰ろーぜっ!」 「ぇっ?!」 「もう夕方だし、女一人で帰らせるわけにはいかないっしょ。送るよ」 「だ、大丈夫だよっ!!」 っていうか、一緒に帰るとか……心臓もたないって!! 「いーから」 日向くんは、そう言って、あたしのバックをもって、あたしの手首を優しく握った。 「ほら」 「……っ」 ニッと優しく笑った姿は、さっきの子供っぽい笑顔とは違って、かっこ良くて……。 不覚にも、ドキドキした。