なにごとかと思って膝を見ると 大輔くんが濡れたタオルで傷口を拭いてくれていた 「消毒液持ってないから…とりあえずこれで応急処置ね、」 「痛っ!」 傷口を拭かれる度にピリッと電気が走ったように痛んだ 「傷痕が残らなければいいけど…」 残らなければ……? 「じゃあ痕が残ったらどーするの?責任取って結婚してくれるの??」 首を傾げて大輔くんを見つめると 「え!?」 顔をボッと赤くした