「え!!!?あ、あそこって」




「ラブホテル」



そう、私が指差した先は“キューピッド”とかいうラブホテル



「少し休みたいんだもん仕方ないじゃん。連れてってよ、嫌なの?」




「嫌じゃないけど……」





「なら連れてって!」




「でも…あそこは……」




「私とは行きたくないんだ?」




腫れてしまった真っ赤な目でジッと大輔くんを見つめると




「………。」





無言でなにかを考えたあと




「っ!!!?」




私を抱きかかえた。