「立てる?歩ける??」 って私の肩を持ってカラダを立たせたけど 「立てない歩けない」 そう言って履いていたヒールを遠くに投げた そんな私の様子を見て唖然とする大輔くん。 「靴投げちゃダメだよ、」 苦笑いを浮かべながら靴を取って来てくれたけど 「いいじゃん別にいらないし」 私は怒ってるの 「………どうしよっか…どこか休める場所は……」 顔を強張らせながらそう言って辺りを見回し始めたから 「休める場所?ならあそこしかないけど」 ある場所を指差した