「はぁはぁ…」 しばらく走って息が切れて来たところで立ち止まった そして後ろを振り向くと 「はぁはぁ」 私同様息を切らせている大輔くんが立っていた やっぱり追い掛けて来た、 「ねぇ…大輔くん!?」 涙でいっぱいの瞳を手の甲で拭って大輔くんを見つめた 「私のこと好き??」 「うん。好きだよ」 「じゃあどうして不安にさせるの? 悲しい気持ちにさせるの? 私ばっかり大輔くんに会いたくて…触れたくて…一緒にいたくて……何かもうバカみたいじゃん」