「し、白木さん……?」
いきなり大声を出したもんだから大輔くんは菜摘を抱き締めたまま驚いた顔をしている。
道行く人もチラチラこちらを見ながら通り過ぎて行く
恥ずかしいけど…この不満を心の中に閉じ込めておくことは出来なかった
「私の名前は百華!!!」
「う、うん…??」
大輔くんは私が怒っている意味がわからないらしく頭の上には“?”マークが浮かんでいた
「私のことが好きなら山川菜摘から離れて!!!!」
そう言えば大輔くんは菜摘から離れると思ったのに
「………ごめん」
私の予想は当たらなかった
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