図書館の前まで行くと大輔くんの姿を見つけた



クルクルに巻いた長い髪を風に靡かせ、手を振りながら大輔くんに近付いて




「………は?」




異変に気付いた





「おはよーございまーす」




不機嫌な声で挨拶されたその声の持ち主は


”菜摘“とかいう昨日のムカつく女。




「白木さん、おはよう」





笑顔で挨拶する大輔くんに




「おはよ♡」




笑顔で返して




「で?なんで貴女がいるの??」



笑顔のまま菜摘を指差した