「へぇ…そうだったんだ」



白木さんは納得したように頷くと



「私、帰る」



スクっとベンチから立ち上がった



「あ、うん。帰ろうか」



白木さんに続いてベンチから立ち上がったものの



???



立ち上がったまま歩き出さない白木さん。




「どしたの?」



顔を覗き込むと



「ねぇ…菜摘さんって大輔くんのこと好きだよ?知ってる?」



突拍子もないことを言い出した




「え!!!?」




「告白されたらどーする?」