腰に抱きつく白木さんを支えながら人混みの中から出ると 「なに??なにがあったわけ!?事件!!?」 眉間にシワを寄せた菜摘が白木さんを覗き込んだ 「ごめん、菜摘。俺と白木さん帰るね」 「か、帰るってなにがあったの??」 「詳しいことは言えないけど、とにかく白木さんが泣いてるからここにはいられない。ごめんね、みんなに伝えといてもらえる?」 「あぁ!ちょっと!?」 白木さんと俺の荷物を抱えてプールから出た