『え、あっ…そ、そっか!こういう時って彼女も一緒に行くもんだよね!?
気が利かなくてごめんね、
でも…白木さんの知らない人しかいないし一緒に行ってもつまらないかも…
あともしかしたら嫌な思いも…
「嘘嘘!!冗談だよ!!私は良いから旅行楽しんできて!じゃあまたね♡」
─プチッ
そう言って一方的に電話を切って
「もぉぉぉぉーーーーっ!!!」
枕に顔を埋めて叫んだ
旅行…一緒に行きたいよ!!?
女の子という敵もいるし行きたいけど!!!
無理矢理同伴して大輔くんが友達の間で肩身の狭い思いをしたら可哀想じゃん!?
私のせいで友達との関係が崩れちゃったら悪いし……
「わがまま言ったらダメだよね」
グッと我慢した。