「初めて大輔くんと会ったときに気分が悪くなったのは演技だったんだよ
ラブホテルに入ったら大輔くんすぐ寝ちゃうからからかいたくなって服を脱がせたの
だから大輔くんとはエッチしてない…私の自作自演
大輔くんの友達に、大輔くんが早稲田大学行っててお父さんが国会議員だって言われて
興味本位で近付いたの……私、大輔くんのこと好きじゃなかった」
私…最低でしょ?
だからお願い何も言わずここから立ち去って……
どんな言葉を言われるのか怖くてドレスを掴んで震える手を必死に隠していると
─グイッ
「きゃっ!」
腕を強く引かれて
大好きな大輔くんの匂いにフワッと包まれた
…なんで私を抱き締めてるの?
ねぇ?なんで…大輔くん。