【完】彼氏捨てます!Part2




鼻歌を歌いながら細い路地を歩いていると




─キキィッ!




スゴいブレーキ音が真後ろで鳴り響いた



「な、なに?」



慌てて振り返ると車と私との距離はたった10センチ程度しか空いていなかった



ギリギリの距離で停まった黒のセルシオには見覚えがある…。



”ガチャッ“とドアが開いて出て来た人物を見て足が竦んだ




「……りゅ…うじ……くん、」




名前を口にするのも恐ろしかった