「は?超似合うし!」



沙希をギロッと睨むと




「ご、ごめん」




怯えたように謝ってきた




「そうだ!だ、大輔くんってバイトしてるの?」



空気を変えるためか、大輔くんの話題を振ってきた




「大輔くんは塾の講師のバイトをたまにしてるんだってー♡」




「へぇ…」





「いいよね~♡大輔くんが先生なら勉強頑張れるじゃん?」




「………そうだね」



苦笑いを浮かべる沙希を置いて




「じゃ、パン屋さんに電話掛けるから帰るね!」




上機嫌で沙希の部屋を出て家を後にした