それを証明するかのように鏡の中の人物は、制服を着ると誰がどう見ても女子高生そのものだった。 当たり前と言ったらそうなんだけどやっぱり違和感を感じる。 私が右手を上げたいと思えば鏡の中の人物の右手が上がり、心の中と同じように鏡に映る表情は曇る。 …それは私のよく知る私の姿ではないから。 「……慣れるといいけど」 そう小さく言葉を吐き出して、近くにあった高校の指定鞄らしきものを手に取ると下へと降りて行った。 死神に言われた通りにするしか今の私に出来ることはないんだから…