男はオドオドとしながら山本さんに視線を向ける。 「止めてよっ…」 モニターに向かって私は叫んでいた。 今度は山本さんを殺す気なのか… 私が自分自身を犠牲にしてまで助けたあの人を殺したりしないで。 けど男は山本さんを刺すどころか縋り付くようにしがみついた。 『…どうしましょう?』 『……何がどうしましょうだよっ!! 打ち合わせと違うだろうがっ』 男は山本さんの怒号にますます萎縮して挙動不審になる。 私は意味がわからずに画面に釘付けになった。 打ち合わせと違う? 二人は知り合いなの?