そう言えば…美砂は星を見ることが好きだったな…。



「今日の夜、裏庭においで」


俺は美砂にそう言って
朝ご飯を食べに食堂に歩く。



美砂はポカーンと口を開けて俺を見るだけだった。



そして、そのあと俺のことを後ろからついてくる。



「抗先輩…私たまに夢を見るんです。
きっと、私の記憶です



抗先輩の事を『抗』って呼んで
私は幸せそうに笑ってるんです。



一緒に寝て、一緒に笑って…一緒に泣いて


そんな生活をしてきたんだなあ私って毎日思うんです」



その夢は…きっといや・・・
絶対記憶だ。