in地下


『狭い…暗い…臭い…』


私は、さっきからこれしか言ってない気がする(笑)


だって、本当に臭いし暗いし狭い!!


なんで、兄貴達は我慢出来るの!?


本当に人間!?


頼兄「確かに、臭い…」


おぉー!


頼兄は、人間だったみたい!!


よかった!仲間がいて!←バカ


錬「はぁ…いつ入れる?」

『さぁ?わかんない。だって、扉とか見えないし…』

頼兄「探そうか?」

『うん。お願い』


さすが、頼兄。


頼兄は、パソコンをカチカチして頑張ってる。


でも、天兄は…


天兄「臭い!!菜々~!ぎゅっ」


天兄が急に抱きしめてきた。


何よ?


頼兄が頑張ってるのに、私に抱きついてきて…


いつもは、殴ってるけど…


今日は、殴らないでおいた。


なんとなくだけどね?


錬「頼、まだか?」

頼兄「ごめん。手こずってる…」


頼兄が手こずってる?


あり得ない!!


頼兄が手こずるなんて…


ん?待てよ…


私は、もう一回ここの匂いを嗅いだ。


!!??


この臭いは!!